日本橋さんかくプログラム2022
2022.8.17

昨年の日本橋さんかくプログラムから生まれたTOIビルがオープン。2年目にあなたも参画しよう

2022年7月22日、東京都中央区日本橋横山町の、日本橋問屋街の通りに面した5階建てのビルが、器をテーマにした「コミュニティビル」に生まれ変わりました。うつわをテーマとした複合施設「TOIビル」です。開業を迎えたのは、昨年度(2021年)のさんかくプログラム最終プレゼンテーションで同ビルの優先交渉権者に選ばれた堀田卓哉さんと、1階部分に入居する河賢男さん。

堀田さんはプログラムの最終選考で器を軸としたコミュニティビル事業を提案して優先交渉権を獲得。その後UR都市機構と賃貸借契約と締結しました。1フロアの利用でケーキ&バルを提案した河さんが堀田さんと賃貸借契約を結び1階部分を使用します。

起業や事業拡大などの挑戦を支援する「さんかくプログラム」から生まれた最初の事業です。日本橋横山町・馬喰町エリア内遊休不動産の活用アイデアのある事業者を募集し、元問屋だった5階建てビルが、リノベーションによって、飲食店、物販店、イベントやワークスペースと多様な機能を備えた複合施設へと生まれ変わりました。

お二人がプログラムをふりかえって感じること、エリアの魅力、そしてこれから地域に入り事業を起こそうとしている人に向けたメッセージ。インタビュー動画をご覧ください(動画は2022年02月26日公開したものです)。

堀田卓哉さん

日本全国の工芸産地の商品開発や販路開拓の事業を手掛ける株式会社Culture Generation Japan代表。器のサブスクリプションサービスなどを通して、工芸関連の事業を全国各地の窯元と提携して展開しています。プログラムではビル一棟を活用し、器を軸とした飲食店、物販店、ワークスペース、イベントスペースの構成で全国の器や伝統工芸の産地の方、日本橋問屋街の方、グローバルの方が訪れる拠点づくりを提案しました。

河賢男さん

開発を手掛ける大手不動産会社に勤めながら、さんかくプログラムに応募しました。提案事業は、パティシエとパートナーを組んで昼と夜で業態を分けるスイーツ&バルを運営するというもの。季節ごとの料理教室を企画するなどコミュニティづくりの拠点となるサードプレイスを目指し、堀田さんと協働しながら開業を目指しています。

ビル1棟を利活用し、日本橋問屋街のエントランスとなる場所を目指します。2022年4月には堀田さんが代表を務めるカルチャージェネレーションの本社機能が移転。5月までは助走期間として少しずつ営業を始めながらグランドオープンを目指します(堀田さんの最終プレゼン資料より抜粋)。

ようこそ、うつわをテーマにした複合施設「TOIビル」へ

1階「Saison」では日本全国の器を使用したスイーツや食事が楽しめます。2階「Onland Store」では日本全国からセレクトした酒・加工食品・器の販売、3階「CRAFTAL GALLERY」では工芸品の展示を行っていますので、ぜひお立ち寄りください。日本橋横山町に人ともの、人と人、産地と生活者・事業者をつなぐ、クラフトの新しい拠点です。(*1階スイーツバル「Saison」は当面の間不定休となりますのでご注意ください)

2年目のさんかくプログラムがはじまります

日本橋横山町・馬喰町エリアの遊休不動産を活用し、アイデアのある事業者を募集し、チャレンジを支援する「さんかくプログラム2022」対象は、建築、フロア、スペース、ショーウィンドウなど、さまざまな規模で、複数の利活用対象を用意しています。展示、販売、店舗、事務所、ギャラリーなど、物件の利用方法はみなさんのアイデア次第。「こんな物件ないかなぁ」「自分の物件も利用してもらえないだろうか」という方も、ぜひお知らせください。

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本プログラムの説明会やイベントの予定などの最新情報をメールでお伝えします。事業をはじめたい、サポートしたい、イベントへ行ってみたい...さまざまなかたちの参画を歓迎します。

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本プログラムはUR都市機構の公募事業として、横山町馬喰町街づくり株式会社と株式会社エンジョイワークスと協業して取り組んでいます。これからのまちづくりに関する公募のニュースタンダードを目指すモデルとしてアクセラレータープログラムを取り入れた、ボトムアップ型のまちづくりプラットフォーム構築を推進します。当サイトは、株式会社エンジョイワークスがUR都市機構より「日本橋横山町・馬喰町エリア参画推進プログラムの検討・運営支援等業務」に選定され、運営しています。